写真俳句ブログ/チーさん/初心者

まずは気軽な写真俳句からやってみようと思います。2016年8月からのスタートですが、とりあえず1日1句を継続中。リンクの「関東ご近所ネイチャースポット訪問記」では、自然スポットを訪問した紀行ブログを投稿しています。関心がある「時候、植物、動物」の季語を中心に作句します。ご批評頂ければ嬉しい限りです。。。。

2016年08月

いつの日ぞ友との再会秋の虹5

2016/8/30 月島潮見橋/季語:秋の虹
2016_08300017-1台風が過ぎて、橋の上に虹の根元部分だけがかかった。何故この根元部分なのかは?ですが、秋の虹は、歳時記によると「色も淡くはかない」とのこと。丁度、長らく合っていない親友を思い出し、秋の虹に気持ちを掛け合わせてみた。
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せめぎ鳴くセミやコオロギ秋の暮れ

2016/8/30 晴海トリトンスクエア花の小路/季語:秋
$RWF0ENM夏の終わり、秋の始まりの夕方、これまではセミの鳴き声ばかりだったが、セミの声が少なく弱くなって、今度はコオロギの声が聞こえ始めた。季節のせめぎあいは、虫もせめぎあい。季語重複だが、セミとコオロギはカタカナにして季語除外としたい。。。。初心者なのでご意見お待ちします。。。

花小路一濡れごとに秋すすみ3

2016/8/30 晴海トリトンスクエア花の小路/季語:秋
2016_08300004秋の雨が降って小路が濡れて光っている。一雨ごとに秋が深まる気持ちを詠んだ。通勤にはちょっと遠回りになるが、この花小路を毎日通るのが日課になっている。都会の片隅に季節や自然を感じる。感じる気持ちがあるだけで心豊に生きられる。。。路の先には光あり。
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鶺鴒に叩かれし石あちこちに

2016/8/29 月島朝潮大橋/季語:鶺鴒(セキレイ)
ハクセキレイ003白鶺鴒(ハクセキレイ)の尾をふる(叩く)姿。石は、叩き台ではなく叩かれ台といった感じ。季語としては「叩く」だが、「尾っぽダンス」とも言えそうな感じがする。この句は初心者の真骨頂のような句かもしれない。「だから何なの?」という批評を免れないだろう。。。。しかし、毎日1句ということでなんとか頑張ります。 (写真は別撮り写真です。) 

百草園楚々と和散歩秋海棠

2016/8/26 京王百草園/季語:秋海棠
2016_08260091淡い紫色、下を向く花びら、湿地に咲く花(表舞台に出ない)、可憐清楚、一名「断腸花」とも言う。楚々とあるく小さな和散歩。はかない女性を思わせる艶麗な花。

関東ご近所ネイチャースポット訪問記/百草園
 

秋蝶や命を繋ぐ蜜を吸ひ/蜜に酔う一心不乱の秋の蝶

2016/8/26 殿ヶ谷戸庭園/季語:秋の蝶
2016_08260053秋の七草「フジバカマ」に首ったけの「ヤマトシジミ」、接写しても逃げないほど一心不乱に蜜を吸っている。


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金水引生きとし生ける感謝かな

2016/8/26 殿ヶ谷戸庭園/季語:水引の花
2016_08260017山野草と湧水の庭園。金水引や蓮華升麻や秋の七草などの山野草が咲いていました。水引には「感謝の意」という花言葉があるそうです。だからお祝いごとの花でしょうか???生き物や自分の命に感謝です。

関東ご近所ネイチャースポット訪問記/殿ヶ谷戸庭園

新涼や谷を駆けゆく鹿おどし

2016/8/26 殿ヶ谷戸庭園/季語:新涼
2016_08260039国分寺駅から徒歩2分、 武蔵野の自然の地形である段丘の崖にできた谷を利用した「回遊式林泉庭園」。鹿おどしの音が、新涼の凛とした谷間にこだまする。
関東ご近所ネイチャースポット訪問記/殿ヶ谷戸庭園 

木槿花虫や人をも酔わすなり/夕木槿花びらしぼみ栄華去る

2016/8/25 月島児童公園/季語;木槿(ムクゲ)
2016_08250025花びらが真っ白で、花芯の紅斑が際立ち、雄しべがすっと立つ。虫が蜜を吸いに集まるのはもちろんのこと、人もこの妖艶な花に惑わされる? 朝開いて夕方しぼむ=栄華と華やかさの例「槿花一朝の夢」 と例えられる。

台風裡三日過ぎしも泥の川

2016/8/25 月島潮見橋/季語:台風裡
2016_08310004通勤で毎日通る運河にかかる橋、台風が過ぎて三日たっても泥の川が続いている。 豪雨台風のツメ跡か?、上流はすぐに澄むが下流の河口部は潮の関係でなかなか水が海へ流れない。ゴミも流されてきている。

雨の中鳴き急ぐかな秋の蝉/雨上がり蝉の合唱また始め

2016/8/22 月島児童公園/季語:秋の蝉、蝉
2016_08190011 本降りの雨が小雨になったっと思ったら、もう蝉が鳴き始めた。「雨がふっていたら蝉は鳴かない。」と聞いていたが、秋の蝉は命が短いのか?何を急ぐのか?

里山に声ふり絞る秋の蝉

2016/8/19 川口グリーンセンター/季語:秋の蝉
2016_08060074お盆を過ぎ、蝉も最後の声を振り絞っているのか?何種類もの蝉の大合唱がこだまする。写真の「ツクツクボウシ」は秋を感じる蝉の代表格。秋が近い。
関東ネイチャースポット訪問/川口グリーンセンター 

萩ゆれし秋の気配やすぐそこに

2016/8/19 川口グリーンセンター/季語:萩
2016_08190052萩の細い長い枝が風に揺れている。お盆を過ぎたが毎日暑い日が続くが、木陰の風は秋の風に変わっている。
関東ご近所ネイチャースポット訪問記/川口グリーンセンター 

追い立てて銀鱗ざわめく河鵜かな

2016/8/18 月島朝潮橋/季語:河鵜
kawau河鵜が猟をしている。おそらくボラの稚魚を狙っているのだろう?銀鱗が見えて水面がざわつく。魚と河鵜が入り交じる。そこには弱肉強食の自然の戦いがある。

驟雨去りつわぶきの葉に丸き水

2016/8/18 晴海トリトンスクエア花の小路/季語;驟雨
2016_08250021-2雨上がりに濡れる、ツワブキ・ノシラン・アセビ・・・・、ツワブキの葉っぱに水が溜まって今にも零れ落ちそうな感じを、今か今かと見守った。

澄みわたり台風一過に天仰ぐ

2016/8/17 地下鉄月島駅地上/季語:台風
2016_09010024夜中に台風が過ぎて、自宅を出る時は雲が立ち込めていたが、勤務先の地下鉄駅を地上に出たら、ビル群の上は天まで澄み渡る青空になっていた。。。。。

白鷺や曇天運河に光さす

2016/8/16 月島朝潮橋/季語:白鷺
daisagiただでさえ水が黒い東京湾の運河が曇天でさらに暗くなっている。そんなところに白鷺(ダイサギ)が優雅に飛び立って、驚いたとともにその白さを光のように感じた。

夏の蝶からまり昇り天仰ぐ/夏の蝶われ天仰ぐ飛昇かな

2016/8/13 小石川植物園/季語;夏の蝶
2016_08130110-1モンキアゲハ(日本最大の黒蝶)が2頭、求愛行為なのか?からまりからまり上昇していく。見上げていく私は天を仰ぐように美しさに見とれた
関東ご近所ネイチャースポット訪問記/小石川植物園 

秋近し明治の洋館贅尽くす

2016/8/13 旧岩崎邸庭園/季語:秋近し
2016_08130137三菱財閥創始者岩崎弥太郎の長男の邸宅、息子であってもこの贅を尽くした館と庭。洋館、和館、ビリヤード館が当時のまま保存されている。当時の日本では頂点の生活だったのだろう。

関東ご近所ネイチャースポット訪問記/旧岩崎邸庭園

暑き日に古きカメラ屋のぞきけり

2016/8/11 旧古河庭園へ行く駒込の歩道/季語:暑き日
2016_08110039昭和40年代~50年代のの時代を感じるカメラ屋さん、「昔はこんな店があったな!」と感慨深くのぞき込んでしまった。そこには80歳くらいだろうか?かなりの御年の店主が佇んでおられた。
プロフィール

チーさん

ギャラリー
  • 花木瓜や名前忘れて老いはじめ
  • 北斎の白波迫る雪柳
  • 小手毬や続かぬ栄華資本主義/小手毬やバブルに泳ぎ転ぶ人
  • 北風に耐えて夢見る初桜
  • 公園の寄り添うベンチ花なずな
  • 秀吉に敗る土塁や椿落つ
  • 築こうよ平和の傘を枝垂梅
  • あの丘や故郷慕ふ花辛夷
  • 白梅や孔子の教え儒者の墓
  • 幾年ぞ命始まる春の土
  • 城跡の土塁は固し黄水仙
  • 蕾立ち今旅立ちの白木蓮
  • 水温み終戦願ふ清め水
  • 春の野や何を憂ひて何笑う
  • 春陰の影の深さや彫塑館
  • 命呼ぶ田に降る春の霙かな
  • 三月やラジオ体操声高し
  • 啓蟄や大地を揺らす命かな
  • 皇族の墓の袂や蕗の薹
  • 行く鴨やまた逢えるのは来世かな
  • 羞恥なく堂々真昼の猫の恋
  • 頬白や尾根から尾根へ天の声
  • 古城跡筑波を望む春田かな/古城跡印旛を廻る春田かな
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  • 茅葺の歌舞伎舞台に雛の宴
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  • 青春のイルカ懐かし名残雪
  • 春雪やここを乗り切る九合目
  • パンダ鴨また会いたしや帰る鴨
  • 蘇る古墳に眠る竹の秋
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