写真俳句ブログ/チーさん/初心者

まずは気軽な写真俳句からやってみようと思います。2016年8月からのスタートですが、とりあえず1日1句を継続中。リンクの「関東ご近所ネイチャースポット訪問記」では、自然スポットを訪問した紀行ブログを投稿しています。関心がある「時候、植物、動物」の季語を中心に作句します。ご批評頂ければ嬉しい限りです。。。。

2016年09月

九月尽はるか武甲に日が暮れる2

2016/09/26 自宅近くの見晴がよい土手の夕方/季語;九月尽

写真なし

9月も終わろうとしている。我が町から秩父の山並みが見える。その代名詞の武甲山。秋の長雨の中、かすかに山並みが見えながら、日が暮れていく。 

何とか9月も毎日1句を頑張ったと思います。しかし、作句だけではなく、良句を観賞しないと自分の作句力は上がらないと思い始めました。。。。俳句の奥深さを感じます。頭の回転、語彙の豊富さ、課題は尽きない趣味だと思います。 

金銀の匂い嗅ぎ分け木犀の4

2016/09/28 晴海歩道各所/季語;木犀
2016_092800072016_09280003





木犀もソメイヨシノの同じく、接ぎ木でクローンのようなもの。一斉に開花する。金も銀もまったく同じ。この違いは何だろうと考えつつ歩道を歩く。あるとしたら匂いの違いしかないと思って、何回も嗅ぎ分けてみた。すると、金の方が匂いがきつく、銀はほのかな匂いであった。これはあくまでも個人的感覚に過ぎないのだろうか???
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子ら帰り妻うつむくや秋の雨2

2016/09/26 自宅付近/季語;秋の雨

写真なし

久しぶりに会った子ども達との楽しい時間も終わり、帰路についた後姿。秋の長雨の中、子ども達の影が見えなくなると、うつ向き寂しそうな雰囲気を漂わせた。
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畔に咲く田んぼの華は赤まんま5

2016/09/25 水谷田んぼ/季語;赤まんま、犬蓼
IMGP1121副作句;赤まんかい稲なき畦の犬蓼や
赤まんまも拡大して良く見ると、1つ1つの花が密集していてとても綺麗だ。子どものままごと遊びの雑草とは思えないほど。稲刈りの後の主役・華は、赤まんまではないか? 
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吾が心まだら模様や時鳥草3

2016/06/23 晴海トリトンスクエア花の小路/季語;時鳥草
2016_09210006花びらの斑点模様が鳥の時鳥の胸の模様に似ているとか。現代感覚では、そんないとも簡単に、少し違和感がある命名のように思う。それはさておき、山野草の時鳥草が、都心の庭園に見事に咲いている。しかし、私の心は色んな悩み事で「まだら模様」の気持ちが続いている。しかし初心者俳句を毎日頑張ることで救われている。。。。
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露草や露と朝日が藍交じり3

2016/09/11 自宅付近の野川の土手/季語:露草
2016_09110004朝日が射す土手一面に露草が咲いて、露の水滴も一面に広がっている。藍い色と露の水滴が光り輝く幻想的な光景であった。。。1日にたった1句であれど続けるのは心を強く持たなければならない。人気ブログランキング

妻選ぶ旬の秋刀魚を味わえり5

2016/09/23 自宅夕食/季語;秋刀魚(さんま)
2016_09210002副作句;妻選ぶ小顔肩張り旬秋刀魚
妻と「おいしい脂がのった秋刀魚の見分け方」のTVを見ていたら、①小顔、②肩から背中にかけての肉付き、③口先がオレンジ色、とのことだった。今日はそのTVを見て妻が秋刀魚を選んで買ってきてくれた。見てください。!! この背中の丸み=小顔に見えるのでしょう!? 最高の秋の味覚でした。。。。

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雨走り葉陰に籠る葛の花3

2016/09/18 自宅近くの路傍/季語:葛
2016_09100149副作句;咲き上がる葛の花塔や期が満ちる
9月は雨が多い。そんな中、葛の花は下から咲き上がって満開を迎えようとしている、マメ科の蝶形花が手に取るようにわかる。豪華な花穂(花塔)を建てるものだ。あまり表に咲かずに葉陰に咲くことが多い。そんな光景を雨宿りとした。 
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風なびき芒と月が戯れり3

2016/09/10 難波田城公園/季語:芒
2016_09100100-22016_09100100-1 お月見飾りがセットしてあった。風にゆれた芒と月の兎が遊んでいるようてあった。本当にそうなら、なんと幻想的な光景であろうか。芒の穂で月の兎をくすぐるような「いたずら感覚」を発想した。
副作句:芒の穂月の兎と風遊び、芒の穂風でくすぐる月兎
関東ご近所ネイチャースポット訪問記/難波田城公園

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野辺に揺れ慕い焦がれや千日紅2

2016/09/21 晴海トリトンスクエア花の小路/季語:千日紅
2016_09210069副作句:咲き続く想ひは悠久千日紅
ピンポン玉のような赤い玉、この赤玉花に思いや慕う心を込めたい。千日も永く咲く。そんな悠久の気持ちを込めて句をつくる。 紅い球を吾心に例えて気持ちを込める。
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放たれり枯野に一矢赤蜻蛉3

2016/09/11 自宅近く/季語;蜻蛉
2016_08130120全身真っ赤なアカトンボ、ナツアカネの雄であろう。真っ赤な矢が放たれたように一筋の赤が飛んでいく。。。。
副作句;赤蜻蛉枯野に一筋光さし 
 
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野の風に鐘を打つなり釣鐘草3

2016/08/26 殿ヶ谷戸庭園/季語;釣鐘草
2016_08260050当初句;風に揺れ鐘を打つなり釣鐘草
風で釣鐘草の茎が斜めになっている。鐘の花も右に左に揺れている。まるで鐘と鐘が当たって鐘を打つ、また、花弁の中の雄しべが揺れて鐘を打つ、どちらでも鐘を打つ感じが伝わってくる。

関東ご近所ネイチャースポット訪問記/殿ヶ谷戸庭園
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虫の声迫り迫りし迫りくる4

2016/09/18 自宅にて/季語:虫
写真なし
自宅の回りのちょっとした花壇、隣は畑になっているのでその草むらには虫がいっぱいいる。この時期夜になると涼しくなり、窓を開け放っていると、虫の声が波のよう次々にに迫ってくる。
副作句;さざれ波迫り迫りし虫の声
 
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今消えて明日また生まれし朝露や

2016/09/17 自宅近くの野川の土手 季語:朝露
2016_09110001露草のの葉っぱに朝露が丸く残っている。日が上ると消えてなくなり、また翌朝に水が生まれる。そんな物質循環は、人間も同じで、輪廻の思想に結びつく想いを巡らせた。
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雀らや案山子の行列これぞ見よ

2016/09/04 難波田城公園/季語:案山子
2016_09100090副作句;案山子立つ蓑傘破れどなお守る
田んぼを囲むように、「これでもか」とばかりに案山子が行列をなして立っている。稲を守る子どもたちの気持ちが伝わる。その思いを雀に届けたい。!!「雀たち、この葵の御門が目に入らぬか!」

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撫子や舞の花びら能楽師/撫子の花びら舞うや能舞台

2016/09/15 神大植物園/季語;撫子
2016_05280081カワラナデシコの花、花弁の先、1つ1つが舞いを舞うように妖艶で美しい。色も紫からピンクから白と色移りもすばらしい。花が舞う、そんな感じを詠み込んだ。 
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曼珠沙華地蔵の陰にひそり咲き

2016/09/10 富士見市難波田城公園/季語;曼珠沙華
2016_09100079石地蔵の裏に3株、純白の曼珠沙華が陰に隠れるように、ひっそりと咲いている。秋彼岸の象徴的風景を見るが、陰にひっそり植えた人の気持ちがよくわかる。決して目立ってはいけない影の盛り立て役、それが曼珠沙華なのだろう。それにしても白色は珍しい、、、。
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門柱でバッタ迷へし何処へぞ

2016/09/11 自宅門柱/季語:バッタ
2016_09040002オンブバッタの雌と思われる。これから雄と巡り合うのだろうか?狭い自宅だが、多少の木々や草花があるだけで、バッタやコオロギやカマキリが育っている。こんな光景に気持ちが安らぐと同時に、命を繋いでほしいと切なる気持ちが湧いてくる。オンブをされていないオンブバッタの雌は、まだ命を繋ぐ準備ができていない。秋の深まりはこれからだ。
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秋蝶や吾が余生をも案じつつ4

2016/9/6 晴海トリトンスクエア花小路/季語;秋の蝶
2016_09010022副作句;秋蝶や命を繋ぐ蜜を吸い
ジャコウアゲハの雄、幼虫はウマノスズクサしか食べない。都会の公園花小路に、食相の植物があるのだろう。。。大都会にもよく見れば色んな生物が同居している。。。しかし、飛び方は弱弱しく命短しという感じが、自分の余生を感じさせる程だった。

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清流に威風堂々銀蜻蛉

2016/09/11 近隣の野川/季語:蜻蛉
2016_09110003元句;野川澄み威風堂々銀ヤンマ(季語重なり)
台風が過ぎ、郊外の野川は清流となった。そこをギンヤンマが颯爽と堂々と回遊している。縄張り飛行か?小さいころからの憧れの蜻蛉だった。これを採ったら仲間に威張ることが出来た。。。。 
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